2018年9月5日水曜日

macos「確認済みの開発元からのアプリケーション」の作成方法

問題:開発したmacosアプリをApp Storeを使用せずに配布した場合、「開発元が未確認のため開けません」となる

原因:10.7.5以降では、macosに実装されたGatekeeper(セキュリティとプライバシー→ダウンロードしたアプリケーションの実行許可)によってアプリがチェックされ、アプリに開発者署名が含まれていないため。

解決:「確認済みの開発元からのアプリケーション」を作成する。以下、手順の抜粋

・アプリの書き出し
1. Apple Developer Portalで開発したmacosアプリのdistribusion用プロビジョニングプロファイルを用意

2.XCodeのプロビジョニングプロファイルを読み込み、Archiveでパッケージ化


・アプリのチェック
1.システム環境設定→セキュリティとプライバシ→ダウンロードしたアプリケーションの実行許可:「App Storeと確認済みの開発元からのアプリケーションを許可」にする

2.ターミナル上で以下のコマンドを実行(XXX.appは調べたいアプリのパス)

$ spctl -a -v XXX.app

署名がうまくいっている場合:
./XXX.app: accepted
source=Developer ID

署名がうまくいっていない場合:
./XXX.app: rejected

となる。


追記(2018.12.14)
Certificatesなどの登録が済んでいるという前提で、

XCode → General → Signing (Debug) で、

Provisioning Profile: None
Team: 該当するチーム
Signing Certificate: Mac Developer

でもいける場合がある。



参考:Mac App Storeを通さずにアプリケーションを配布する手順
https://developer.apple.com/jp/documentation/IDEs/Conceptual/AppDistributionGuide/DistributingApplicationsOutside/DistributingApplicationsOutside.html

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